岡田　遥平先生が下記の研究論文をResuscitation誌から発表しました。大阪CRITICAL Studyのデータを用いて病院外心停止に対してECPRで治療された患者の神経学的転帰を記述的に検討しました。日本では従来用いらている3つのECPR適用基準（初期心拍，病院到着までの時間45分以内，年齢75歳以下）を全て満たすのはECPRを施行された患者の60％程度であり、基準を満たす数が多いほど、良好な神経学的転帰が達成される傾向にありました。今後のECPRの治療適用を決定するのに有用な研究になると考えます。

Okada Y, Irisawa T, Yamada T, et al. Clinical outcomes among out-of-hospital cardiac arrest patients treated by extracorporeal cardiopulmonary resuscitation: The CRITICAL study in Osaka [published online ahead of print, 2022 Jun 14]. Resuscitation. 2022;S0300-9572(22)00568-8.

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0300957222005688