日本で年間7万人以上の方に発生している、突然の心停止。その人を救うためには、そのとき側にいる誰かの力が必要です。誰でもできる心肺蘇生法を地域に広め、少しでも助かる人を増やしたい。“いざという時にあなた自身の勇気をPUSHするプロジェクト”-それが舞鶴PUSHプロジェクトです。イノベーション普及理論を元に、短期間に、地域人口の16%へ知識・技術を普及させその効果を検証することで、この地での取り組みをモデル化し、全国各地に広げることを目指しています。
厚生労働省の補助金を受けた地域啓発研究の一環として、京都大学と舞鶴市が力を合わせて、平成23年に発足しました。地域の病院や消防本部が協力し、市内の全小中学校で心肺蘇生講習会が実施されるなど、2年間で7000人を超える方が心肺蘇生講習会へ参加してくれました。この数は、従来の取り組みの数倍に上ります。更に、Eラーニング教材(パソコンやスマートフォンを用いた自己学習教材)を開発し、新聞への折込み広告や自治体での回覧による啓発を展開し、合計で目標としていた人口の16%以上の方々に普及・啓発を行い、その結果を報告しました。平成26年4月以降は、舞鶴市の独自予算によって取り組みを継続していく事になっています。
- 2014年03月19日
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