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院外心停止例救命のための効果的救急医療体制・治療ストラテジの構築に関する研究 (大阪CRITICAL研究)

研究タイトル 院外心停止例救命のための効果的救急医療体制・治療ストラテジの構築に関する研究 (大阪CRITICAL研究)
研究概要及び目的 本研究では, 院外心停止例の搬送先病院の治療体制, 搬送後の集中治療内容を包括したコホートを確立します。①院外心停止例に対する病院到着後の治療体制・治療内容の実態把握, ②院外心停止例の搬送先選定基準の検討・予後予測因子の検討, ③院外心停止からの社会復帰率向上に寄与する治療体制・集中治療の検討, を行うことで, 院外心停止例の社会復帰率向上に寄与する適切な搬送先選定基準および治療ストラテジを検討することを目的としています。
研究期間 2012年6月1日から
フィールド 大阪府内の12病院
研究の対象 院外心停止後, 大阪府内の救命救急センターを中心とした救急医療機関に搬送された方
取り扱うデータ 1) 病院前蘇生記録: 目撃状況,居合わせたものによる心肺蘇生の有無など
2) 搬送先治療体制: 病床数, 救命センターか否か, ICU病床数, 院外心停止症例の年間受け入れ数, 各種専門医・看護師の数など
3) 病院搬送後記録: 心停止原因, 来院時検査データ, 蘇生処置の詳細, 1ヶ月・90日後生存率, 脳機能良好な状態での1ヶ月生存・90日後生存など
期待される成果 今後は症例数を増やしたうえで, 院外心停止例の搬送先選定基準の検討・予後予測因子の検討, 院外心停止からの社会復帰率向上に寄与する治療体制・集中治療の検討を進めていく予定です。
個人情報保護の仕組み 本研究において研究者が直接個人情報を扱うことはなく, 各医療機関にて厳重に管理されます。
了解を求める事項 上記「取り扱うデータ」に記載されている情報について収集させていただきます。
研究終了後のデータ
取り扱いについて
集められたデータは, 論文として発表してから, 少なくとも10年以上電子データとして保管します。
研究参加の
取りやめについて
本研究でのデータ利用を望まれない場合には, 日本救急医学会HP(http://www.jaamohca-web.com/contact)に記載されております窓口までご連絡ください。ご連絡を受けた場合, それ以降その方のデータを本研究に用いることはありません。
研究機関及び研究責任者 研究機関: 京都大学
研究責任者: 京都大学 環境安全保健機構 附属健康科学センター
教授 石見 拓