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現在進めている研究

AED要請アプリケーション導入効果の検証(パイロット研究)

研究タイトル AED要請アプリケーション導入効果の検証(パイロット研究)
研究概要及び目的 心停止に陥った方を救命するためには、迅速にAED(自動体外式除細動器)を用いて電気ショックを行う必要があります。しかし、実際には多くの事例でAEDが使われていません。そこで、心停止患者が発生した際、患者の周辺にいる市民に、心停止の発生場所と、周辺のAEDの場所をスマートフォン上に表示するアプリケーションAED-SOSを開発しました。本研究はAED-SOSが導入される尾張旭市において、アプリケーションの効果や問題点を明確にすることを目的としています。
※尾張旭市では、試験的に対象者を消防従事者に限定するため、アプリケーションを「AED FR」と呼称します。
研究期間 2015年10月1日から、2016年3月31日
フィールド 愛知県尾張旭市
研究の対象 対象①:尾張旭市において発生した心停止及び、心停止が疑われた事例
対象②:AED-FRに登録された方
取り扱うデータ 対象①:救急業務に関する記録、消防の通信指令記録
対象②:心停止情報を受け取った際の位置情報、AED-FRを使用した感想
期待される成果 心停止現場へ迅速にAEDを運ぶシステムを確立することで、心停止患者の救命率向上が期待できます。
個人情報保護の仕組み 本研究において研究者が直接個人情報を扱うことはなく、尾張旭市消防本部にて厳重に保管されます。
了解を求める事項 尾張旭市消防本部が通常業務の範囲内で収集している、AED-FRに登録された方に関する情報、心停止患者に関する情報を収集させていただきます
研究終了後のデータ
取り扱いについて
集められたデータは、論文として発表してから、少なくとも10年以上電子データとして保管します。
研究参加の
取りやめについて
本研究でのデータ利用を望まれない場合には、研究プロトコルに記載されております窓口までご連絡ください。ご連絡を受けた場合、それ以降その方のデータを本研究に用いることはありません。
研究機関及び研究責任者 研究機関:京都大学
研究責任者:京都大学 環境安全保健機構 附属健康科学センター  石見 拓 教授