主な取り組み

現在進めている研究

胸骨圧迫とAEDの使用に単純・短時間化した45分間の心肺蘇生法を受講した一般市民を対象に、講習会3ケ月後に自己復習を行うと、講習会6ケ月後に正確な胸骨圧迫の手技を実施することができるか否かを検証する無作為化介入試験を実施中です。
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京都府舞鶴市においては、舞鶴市の協力を得て、短時間で胸骨圧迫とAEDの操作法を指導する教育プログラム(PUSHコース)の導入に加えて、イーラニング教材の活用など、様々な形での啓発活動を展開し、住民の救命意識に変化がみられるか検証するプロジェクトを行っています。

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我々は、疫学研究で、胸骨圧迫のみの心肺蘇生法の有効性を証明するとともに、PUSHプロジェクトに代表されるように、その効果的な教育方法を開発し、普及・啓発に努めています。本研究では、モデル地域となる大阪府豊中市において、短時間で胸骨圧迫とAEDの操作法を指導する教育プログラムを導入し、長期的効果から見た短時間講習活用の有用性を、住民の意識、心肺蘇生実施割合の推移などから検証する予定です。

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大阪の一部地域を対象に、病院内外を包括した急性冠症候群に関わるコホートを構築し、急性冠症候群の実態把握を目指します。本研究も、大阪をフィールドに研究をスタートし、全国に対象地域を広げることを目指しています。

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病院前の蘇生記録をまとめた従来のウツタイン統計に加えて、受け入れ先医療機関の体制、病院到着後の治療実態も記録し、院外心停止例に対する病院前後を網羅した治療実態の把握、医療機関到着後の集中治療も含めた効果的治療ストラテジーを検討することを目指しています。現在、大阪府下のすべての救命救急センターおよび一部の2次医療機関の協力を得て登録を進めているところです。
病院前の蘇生記録集計・検証が進んでいる大阪でモデルを構築し、全国に対象地域を広げることを目指しています。

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