CRITICAL研究とは、大阪府下の14の救命救急センターを含む16の救急医療機関から成る、病院外心停止患者の前向き多施設コホート研究です。病院外心停止例の搬送先病院の治療体制、搬送後の集中治療内容を包括したコホートを確立し、病院外心停止例の社会復帰率向上に寄与する適切な搬送先選定基準および治療戦略を検討することを目的に開始されました。
2012年から現在までに、参加施設へ搬送された病院外心停止患者の 病院前蘇生記録と 病院搬送後記録について収集を継続しております。さらに、参加施設において第一線で活躍する救急専門医と毎月開催している研究会議では、本コホートを用いた新たな研究テーマ、また新規に収集していく項目などの議論を深めています。
Resuscitation Science Symposium 2021において、本研究の取り組みを評価いただき、「Ian G. Jacobs Award for International Group Collaboration to Advance Resuscitation Science」を受賞しました!http://cc-resus.com/archives/853