CC-RESUSとは
心肺脳蘇生研究グループ CCresusは、蘇生科学に関わる良質なエビデンスを発信し、救急医療、蘇生科学の発展に貢献することを目指して集まったグループです。所属や職種はバラバラですが、心肺蘇生、救急医療、臨床研究が大好きなメンバーが集まって、知恵を持ち合い、協力しています。
CCresus(心肺『脳』蘇生)という表現は、Cardio-Cerebral Resuscitationに由来しています。これは、患者さんの真の意味での社会復帰、すなわち、脳機能の改善を目指した研究活動を心がけようという意図が込められています。
2006年に活動を開始して以来、1,2か月毎にリサーチミーティングを開き、これまでに40回を超えるミーティングを開催しています。本グループのメンバーが中心となって、大阪、日本における病院外心停止の状況、市民による胸骨圧迫(心臓マッサージ)のみの心肺蘇生の有効性、日本におけるAEDの普及効果、心停止の前駆症状、胸骨圧迫のみの心肺蘇生の教育効果、等々を検討し、報告してきました。あわせて、市民、救急隊員への教育・啓発、ガイドライン作りへの貢献など、現場へのフィードバックにも力を入れています。
CCresus活動のモットーは、
■現場重視
- 現場ベースの疑問を解決し、現場にフィードバックする
- 現場・患者の社会復帰につながる研究を心がける
- 市民・救急隊等への教育
- 啓発、ガイドラインなどに貢献することを目指す
■チームで仲良く
- 多職種・多職場、インターナショナルに共同することで蘇生科学の輪を広げる
■結果を残す
- 良質なエビデンスを発信し、蘇生科学領域の地位を高める
- 論文化まで頑張る
(英語の論文を仕上げるのは、実は結構大変なんです・・・)
です。活動に興味がある方は、お気軽にご連絡ください。
ともに、『蘇生を科学』し、『科学的検証に基づいた救急医療の改善』を進めましょう!
京都大学環境安全保健機構健康管理部門/健康科学センター(予防医療学分野)
石見 拓