京都大学の西岡　典宏先生が下記の研究論文をJournal of Cardiology誌から発表しました。大阪CRITICAL Studyのデータを用いて、院外心停止患者におけるBUN/Cr比(BCR)と神経学的予後の関連を調べました。正常BCR群と比べて、低BCR、高BCR群では、良好な神経学的転帰発生の低下と関連していました。さらに、サブグループ解析ではこの関連は心原性の心停止で特に認められました。BCRは腎機能障害がもともとあるような患者においても、院外心停止患者でのリスクの層別化に使用されることが期待されます。

Nishioka N, Kobayashi D, Izawa J, et al. Association between blood urea nitrogen to creatinine ratio and neurologically Favourable outcomes in out-of-hospital cardiac arrest in adults: A multicentre cohort study [published online ahead of print, 2022 Nov 18]. J Cardiol. 2022;S0914-5087(22)00280-5.

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0914508722002805