趣旨

心肺脳蘇生研究グループ CCresusのホームページへ、ようこそ。
我々は、心肺蘇生に関わる臨床研究、疫学研究、蘇生教育に関わるシミュレーション研究などを通じて、良質なエビデンスを発信し、救急医療、蘇生科学の発展に貢献すること、そして、心臓突然死をはじめとする急性期疾患によって命を落とす方を少しでも減らしていくことを目指しています。
このホームページは、我々の取り組みを広く知っていただくこと、そして、「客観的なデータ、検証に基づいて救急医療の現場を改善する」という我々の活動に賛同する仲間を増やすことを目指して作成しました。このページを通じて、多くの方に蘇生科学領域の研究に関心を持っていただけたら嬉しく思います。

2013年5月  CCresus Study Group 一同

イベント報告

■2020年03月25日

ECPR開始まで時間が短いほうが予後が良い

「ECPR開始まで時間が短いほうが予後が良い」
という論文が松山先生、入澤先生はじめCC-resusの研究メンバーからの報告が
Circulation誌から出版されました。

https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIRCULATIONAHA.119.044285


■2020年03月25日

「院外心停止例の救命率向上に繋がる治療戦略の構築に関する研究」の報告書

「院外心停止例の救命率向上に繋がる治療戦略の構築に関する研究」

石見教授が研究代表者を務める上記研究の成果報告書が公表されました。

研究成果の公開-研究成果トピックス


https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/37_topics/index.html


■2020年02月14日

成人院外心停止患者に対する病院前の高度な気道確保が日本語版で二次出版されました。

成人院外心停止患者に対する病院前の高度な気道確保:
全国救急蘇生統計コホート研究(Pre–hospital advanced airway management for adults with out–of–hospital cardiac arrest: nationwide cohort study)がBMJに掲載された論文の日本語版として二次出版されました。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jja2.12425

英語では難しくても日本語なら時間依存性交絡の解析を理解できるかもしれません。
ご一読ください。


■2020年01月23日

小児の心停止に病院前でのアドレナリン投与は有効か?

小児の心停止に対して病院前のアドレナリン投与について検証した研究がJACC(IF=18.6)に掲載されました。

Pre-Hospital Administration of Epinephrine in Pediatric Patients With Out-of-Hospital Cardiac Arrest

Tasuku Matsuyama, Sho Komukai, Junichi Izawa, Koichiro Gibo, Masashi Okubo, Kosuke Kiyohara, Takeyuki Kiguchi, Taku Iwami, Bon Ohta and Tetsuhisa Kitamura

http://www.onlinejacc.org/content/75/2/194


■2019年12月06日

第7回 大阪蘇生アカデミーが終了しました。

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第7回 大阪蘇生アカデミーが大盛況のうちに終了いたしました。

午前の部 心停止記録活用研究会

午後の部 大阪蘇生アカデミー

共に過去最大規模の230名近くの救急医療従事者、消防関係者にご参加いただきました。

蘇生時間バイアスを検証した病院前気管挿管の意義、各地でのドクターカー、ドクターヘリの取組みをはじめ、特別講演では三田村先生の「30秒でも早く」という除細動までの時間の重要性をご教示いただきました。

救急現場でDNARとすることの難しさをPro/Conで議論するなどとても盛り上がる企画でした。


■2019年11月21日

AHA Ress 2019 @ フィラデルフィアに参加しました。

AHA(アメリカ心臓協会)のRess2019(Rescuscitation scientific symposium)@フィラデルフィアに参加しました。世界で最も大きな蘇生に関する学術集会の一つで、世界中から蘇生に関する研究者が集まります。

大学院生の西岡さんが、Young Investigator Awardを受賞され、大舞台で口演発表を行いました。そのほか、西山先生は座長を、木口先生と大学院生の岡田さんがポスター発表を行いました。世界に向けて我々の蘇生に関する研究をどんどん発信していきたいと思います。

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■2019年08月27日

祝:西山先生、准教授への御昇進おめでとうございます。

西山知佳先生が
京都大学大学院 臨床看護学講座クリティカル看護学分野の
准教授に御昇進されました。
お祝いの会の様子です。IMG_1566IMG_1549


■2019年08月20日

BMJと時間依存性交絡

井澤先生がピッツバーグでの研究留学を終え帰国され、ご講演いただきました。
BMJから出版された、時間依存性交絡を調整した院外心停止症例への気管挿管の効果についての論文を解説いただきました。
またピッツバーグ留学中の貴重な経験談を共有していただきました。

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■2019年08月10日

AEDはPublicな場所の方が有効

AEDはPublicな場所の方が有効であるという研究結果が論文で発表されました。

AEDの有効な設置場所を考えていく必要があります。

Public-Access Defibrillation and Survival of Out-of-Hospital Cardiac Arrest in Public vs. Residential Locations in Japan

Circ J 2019; 83: 1682–1688

Takeyuki Kiguchi, MD, PhD; Kosuke Kiyohara, PhD; Tetsuhisa Kitamura, MD, Chika Nishiyama, PhD; Daisuke Kobayashi, MD; Satoe Okabayashi, MD; Tomonari Shimamoto, PhD; Tasuku Matsuyama, MD; Takashi Kawamura, MD; Taku Iwami, MD


■2019年07月01日

Resuscitationに救急現場に遭遇した際の救助行動に関する論文が出ました!

Resuscitationに救急現場に遭遇した際の救助行動に関する論文が出ました!

Actual resuscitation actions after the training of chest
compression-only CPR and AED use among new university students

Chika Nishiyama, Ryuhei Sato, Masaaki Baba, Hiroshi Kuroki, Takashi
Kawamura, Takeyuki Kiguchi, Daisuke Kobayashi,
Tomonari Shimamoto, Kaoru Koike, Shinsuke Tanaka, Chisako Naito, Taku
Iwami. Resuscitation 2019:141; 63-68.
PMID: 31201883, DOI: 10.1016/j.resuscitation.2019.05.040

【概要】
2015年より京都大学では学部を問わず全ての新入生約3000人に対して、新入生オリエンテーションの際に胸骨圧迫とAEDの使い方を指導する講習会を行っています。そこで今回の研究では、この講習会を受講した学生が、大学入学後に心停止も含め人が倒れているような救急現場にどの程度の頻度で遭遇してるのか、またその際なんらかの救助行動を行っているのかを明らかにすることを目的としました。

2018年4月現在、学部2-4年生を対象に質問紙調査を行い5,549名(73.1%)から回答を得ました。観察期間において、救急現場に遭遇した学生は264名(遭遇頻度2.5/100人年)、そのうち心停止現場に遭遇したものは111名(遭遇頻度1.1/100人年)であることがわかりました。これは、京都大学4年間の学生生活の間に、約25人に1人の京都大学の学生が心停止現場に遭遇するということです。また何らかの救助行動(119番通報、救急隊の誘導、AEDを取ってくる、AEDの使用、胸骨圧迫の実施)を行っていたものは、心停止現場に遭遇では54名(48.6%)、心停止以外の現場では、82名(53.6%)でした。

心停止の発生頻度については多くの研究で明らかになっていますが、救急現場や心停止現場に遭遇する頻度について明らかにしたデータはほとんどありませでした。心肺蘇生教育を学ぶ必要性を伝えたり、受講生に「案外身近なことなのかも」と意識づけしてもらうには有用なデータだと思います。